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瓜連まちの風土記 第2巻

瓜連まちの風土記 第2巻

瓜連のまちと常福寺

 

【木の生活雑貨ログフォート】
幸せの宝箱 

 幸せマイスターのお母さんが、
 我が家に幸せを運び込む魔法を
 伝授してくれる
 02表紙
◆材木の目利きのご主人がつくりあげたこだわりログハウスと手づくり家具に囲まれたステキな空間を、彼の奥さんがすべての家庭に幸せを届けるセレクトショップにしつらえた。
◆足を踏み入れただけで、ここちよい木の香りがいっぱいにただよう店内で出あうかわいい手づくり雑貨たちは、訪れる誰をも幸せにしてくれる。
◆彼女のハピネスの魔法は、訪れるすべての人を笑顔いっぱいにあふれる不思議な世界に誘う。

 


常福寺の二十六夜尊の日は、
道ばたで出あう人々のあいさつがとびかう。

ふだん静かな瓜連のまちの雰囲気が
そうさせると思うのだが、
このまちを歩いているだけで
なぜかわくわくする。
02-03

そんな瓜連を
ここちよく歩いていた。
私たちの目の前に、
突然大きなログハウスが出現した。
02-05

トトロの看板にひきつけられた私たちは、
木の香りがいっぱいにあふれる
ステキな空間に、木のおもちゃ、器、時計、
フォトフレームなどの可愛い宝物が
いっぱい詰まったミュージアムにいた。
02-07
 
私たちみんなで宝物の品定めをしていると、
どことなく気品があふれる女性が

「今日は常福寺の二十六夜尊だから、
ぜひ見にいって」

とやさしく声をかけてくれた。
02-09

彼女は、このステキなミュージアムの
オーナーで、かわいい木の雑貨を
セレクトしたキュレータである。 
02-11

そして、この立派なログハウスは、
材木の目利きとクラフトマンを
両立しているご主人が彼女のために
オールバイマイセルフでつくりあげた
愛情あふれる空間である。
02-13

彼女がセレクトした
宝物を飾るための
無垢の木の手づくり家具も
また彼の作品である。
02-15

木のおもちゃやフォトフレームも
またそうであると知り、
わたしたちは驚かされた。
02-17

友人に、子どもに、そして孫に
ここにしかない手づくりのモノを届けたい
と思う女性たちが、

「どこにもない
 手づくりの幸せを届けたい」

という彼女のまなざしに共感し、
このお店を訪れる。
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ログハウスのステキな空間と
彼女がセレクトしたここにしかない
手づくりのモノたちと彼女のおもてなしが
シンクロし、訪れる彼女たちは、
笑顔で帰っていく。
02-21

木とともに暮らし、
そこで感じる「ぬくもり」は、
人の心をなごませ、
忘れていたやさしさを
思い出させてくれる。
02-23

彼女が私たちに語ってくれたことばが
いまでも心につきささっている。

そのことばは、まぎれもなく
腕利きの職人であるご主人の
生きる哲学に共感し、
彼を支えながら生きてきた
愛のあかしである
とわたしは思った。
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ログハウスは、
ご主人と奥さんが二人三脚でやってきた、
オールバイマイセルフの
幸せミュージアムで、
訪れるすべての人のやさしさを育む
宝箱なのである。
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木の生活雑貨ログフォート
〒319-2102 茨城県那珂市瓜連796
電話:029-296-3800
FAX:029-296-3801
Eメール:mail@logfort.jp

 

 2015年3月20日 発行
著 者 :畑岡 祐花(常磐大学コミュニティ文化学科)
写 真 :森作 勇哉(常磐大学コミュニティ文化学科)
デザイン  :宗形 朱梨(常磐大学コミュニティ文化学科)
監 修  :塚原 正彦 常磐大学教授
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