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瓜連まちの風土記 第26巻

瓜連まちの風土記 第26巻

古徳沼と自然

 

【瓜連の静けさや空の色】
果てしなくひろがる
空の博物館

 きれいな空気、きれいな空から得る感動、
 自分と向き合い自分を知る。瓜連の空は、
 自らを高めることができるパワースポットである。
26表紙
◆瓜連のまちは静かで長閑(のどか)である。晴れた日は雲一つない澄み渡った青空がひろがり、鳥たちとたくさんの木々が風にゆられ繰りひろげる自然の音のハーモニーを耳にすることができる。
◆瞳を閉じて耳をすましてみる。自然のメロディーから感動を得ることができるはずだから。
◆その感動に出あった時、自分と向きあい自分を知るヒントを見つけることができる。知っているようで知らない自分に出あえるステキなまちと青空がひろがっている。

私が抱いた物語
発見した感動は
瓜連のそして古徳地区の青い空
澄んだ空気です。
26-03

古徳地区では、長閑(のどか)なまちが
すこやかに私たちを出迎えてくれます。
まちから続く道を歩きながら
さまざまな鳥たちの声や木々が
風に揺られる音を感じて下さい。

静かなこのまちでは
私たちが道を歩く音も
聞こえてきます。
26-05

瓜連のまちで耳をすませば
自然界にあるあらゆる音がかなであい
ハーモニーのように聞こえてきます。
いくら足をすすめても
なかなかまちの人々に
出あうことはできないかもしれません。
そんな時こそ
瓜連のまちと空が放つエネルギーを
感じて見て下さい。
26-07

古徳沼に生息する白鳥たちの鳴き声が
青々としげった山々の緑と
透きとおった空気とシンクロし
自然のかなでるハーモニーの美しさと
生命のエネルギーを感じることができるはずです。
26-09

このまちを歩いてみる前
小さなまちはお年寄りが生活するのに
きっと不便であると思いこんでいました。
ところが、このまちで出あったお年寄りは、
みなさんは笑顔で元気があふれていました。
26-11

彼らが元気なのは
素敵な自然からありったけのエネルギーを
もらっているからではないかと思いました。
26-13

このまちからいただいた宝物を忘れないようにと
一つひとつ写真におさめていると時を忘れ
心が研ぎ澄まされていくのを感じました。
そして、私のまなざしがどんどん
ひろがっていくことに気づきました。
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私たちがまちをあとにして
歩いているその時も
澄みきった青空
風に揺れる木々の音
まちの温かさは、変わらないで
私たちを見守っていました。
26-17

空も、鳥のなき声も
大地を通り過ぎる風も
そして木々のざわめきも
どこのまちにいてもふれることができます。
それがシンクロしあって
私たちを元気にしてくれます。
そんなまちはどこにもありません。
26-19

地平線いっぱいに
果てしなくひろがる青空と
大地に生きるものたちのざわめきと
その土地で生活する人々が
つながっています。
それこそが瓜連の古徳地区の宝物です。
26-21

瓜連の空に出会った私は
自分と向きあうきっかけを
つかむことができました。
そして、自分を知ることができ
自分を高めていくヒントを
見つけることができました。
26-23

毎日の暮らしは
楽しいことばかりではありません。
家庭のこと
友だちのこと
仕事のこと
誰にでも悩みはあります。
自分が嫌になってしまう
時もあると思います。
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そんな時
このまちの大地にひろがる自然と出あい
この土地で暮らしている人と出あう
ことができれば
そして日々感じながら
生活しているまちの人々にあえば
心も身体もきっとリフレッシュ
できると思います。
26-27

 

 

 2015年3月20日 発行
著 者 :齋藤 莉緒奈(常磐大学コミュニティ文化学科)
写 真 :森作 勇哉(常磐大学コミュニティ文化学科)
監 修 :塚原 正彦 常磐大学教授
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